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Channel: 南大沢昆虫便り
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イタヤハマキチョッキリと、ファウストハマキチョッキリ

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前々回のブログ記事のイタヤハマキチョッキリを見つけたのが4月4日。

あまり撮影しないうちに逃げられたので、また見つけたいと思っていた。

しかし、なかなか見つからない。

さらに、そっくりなファウストハマキチョッキリとの違いが今一つわからないので、これも見たいなと思っていた。

それが、嬉しいことに4月10日にイタヤハマキチョッキリがまたいた。

それも前胸にトゲのある♂だったので、先日のとは別個体。

 

 

やはり同じようにダニが付いていた。

 

さらにその後、はるかに小さな赤銅色に輝くのを見つけた。

なんと嬉しいことにファーストハマキチョッキリのようだ。

 

 

しっかりとこれにもダニが???

 

しかし大きさだけで識別できるのだろうか?

同じ葉に乗せて撮ってみた。

 

 

大きさは、7mmと4mmくらい。

色は微妙なので、ファウストはワインレッドと言っても感覚的で難しそう。

よく見ると、顔や口吻が違って見える。

イタヤは眼が横について、ファウストはやや上につくのかな? 違うかな。

口吻は明らかに違う。

イタヤは長い。

 

 

ファウストの口吻は短く、触角の付け根あたりが上に少し出っ張っているというが、そういえばそんな風にも見える。

 

 

見た数が少ないので、何とも言えないが、今書いたことはあっているだろうか?

 

いずれにしろ、我が家から数百mで両方見られるとは思っていなかったのでうれしい。

 

 

 

 


ヒナルリハナカミキリ

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先日、草花好きの二人と町田の里山へ行った。

曇り日で気温も低く桜も終わっていたが、あまり人にも会わないのんびりできるところで気に入っている。

 

このブログは昆虫便りなので、昆虫の写真しか載せていなかったが、たまには植物も・・・・

坂道の斜面ではタチツボスミレが一面に咲いていた。

 

 

カントウタンポポだろうか、びっしり咲いているところもあった。

 

 

寒くて虫も少なかったが、長い坂道の木製の柵にいる小さな青く輝く虫を見つけた。

 

 

何ともきれいだが、7mmほどと小さい。

写真を拡大してみる。

 

 

出てきたばかりなのだろうか、やや白っぽい木くずのようなものも付いている。

ここには、トンボ池もあるので、すぐにトンボも飛び始めるだろう。

そして、その他の昆虫もますます増えてくるだろう。

 

 

タケウチトゲアワフキ

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数年前にYさんから、シナノキにタケウチトゲアワフキというのがいるのを教えてもらった。

それが、我が家から至近距離でもいるのを見つけて毎年4月下旬ごろに撮影しているが、昨年はほとんど見ることができなかった。

自然の中ではなく、街路樹や施設の敷地内なので、枝が伐採されてしまったのが影響したようだ。

何とか羽化しているところを見たいと思い、今年は虫の発生も早いので、4月4日に見に行った。

今年も少ないが幼虫の巣を見つけた。

 

 

アワフキというが、実はトゲアワフキムシ科で、幼虫は泡の中ではなく硬い巣の中にいて樹液を吸っている。

ムネアカアワフキというのも同じトゲアワフキムシ科で桜の木だが硬い巣に幼虫がいる。

この排出液が1分に一回くらい出していたが、これが泡になると羽化も近いらしい。

 

今日行ってみるとまだ水滴を出していた。

違うシナノキに行ってみが、ここも巣が少なくなかなか見つからない。

ところが、なんともう羽化して成虫がいた。

 

 

ツノゼミのような立派な角がある。

 

 

これは、小楯板が発達したものである。

もう一匹いたが、これだとはっきりわかる。

 

 

ちなみに、ツノゼミは前胸背板が発達してツノ状になっている。

日本で見られるツノゼミはあまりツノになっていないが、トビイロツノゼミでもよくわかる。

 

 

これと比べても、タケウチトゲアワフキのツノは立派である。

「半翅目の昆虫は小楯板が発達して、アカスジカメムシやマルカメムシなど前翅を覆うものも多い。小楯板は,前胸背板同様に発達したくて仕方がない部分なのだろう。」

と、海野和男さんのデジタル昆虫記・ 小諸日記に書かれていた。

なるほど、そういうことなのか。

同じ枝にマルカメムシがいたが、カメムシなのに甲虫のようだなと思っていたが、この背中全体が小楯板なのか。

 

 

やはり昆虫は、変化が大きく面白い。

 

次は、あの巣穴から、幼虫がお尻を先にして出てきて、羽化するところを見てみたい。

 

 

 

 

ヒメスギカミキリ

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今日は晴天で風がややあったが、気温が上がった。

これなら甲虫も出てきそうだと、長池生き物図鑑甲虫プロジェクトの間伐材ビオトーブ3か所を見て回ったが、カミキリの仲間は飛んで逃げられてしまった1頭以外見ることができなかった。

あれはキマダラミヤマカミキリだったのだろうか。

針葉樹の間伐材が置いてあるところはいつも見るが、今まで甲虫を見かけたことはなかったのだが、黒いカミキリのような虫が1頭走り回っていた。

ヒメスギカミキリのようだ。

 

 

 

よく見ると、まだ走り回っているのがいる。

さらによく見ていると、材の下から出て来るのがいたり、ペアになっているのがいたり、ここにもここにもと狭いところに20頭以上いるではないか。

 

 

メスは、上翅が赤褐色で触角がやや短い。

オスは、上翅が黒、黒に肩が少し赤褐色、その赤褐色部分が多い等色彩は変化に富んでいて、触覚がやや長い。

 

 

南大沢でも見たことはあるが、いつもは多摩西部へ行って撮影していた。

しかし、一度にこれほど見たことはなかった。

いよいよカミキリも出始めた。

 

展示会案内

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もう始まっているものやだいぶ先のもありますが、知合いの方や自分も参加している展示会をお知らせいたします。

 

写真展 東由木の365日 テーマ「さと」

長池公園自然館 

2018/4/15~2018/5/31

自分も6枚写真を出しました。

https://docs.wixstatic.com/ugd/2746f1_34d1fa3009cf4b95b1a9a45dc66cd869.pdf

 

 

Let it be 「あるがままに」4人の写真展

京王相模原線「多摩境」駅近くのギャラリーカフェアルル 

2018/4/25~2018/4/30

知合いの指田隆行さんもメンバーです。

http://www.g-alulu.jp/image/sakuhin/letitbeDM.jpg

http://www.g-alulu.jp/index.html

 

 

多摩自然写真の会 第30回写真展

「多摩丘陵の四季」 ~子供たちに伝えよう この自然~

高津市民館ギャラリー 2018/4/20~2018/4/25

麻生市民館ギャラリー 2018/6/8~2018/6/13

昆虫研究家・イラストレーターの吉谷昭憲さんもメンバーです

 

 

 

安江梅子植物画展

ギャラリー八重洲・東京 2018/6/11~2018/6/17

以前、長池公園自然館のギャラリーで作品展をした、安江梅子さんの素晴らしいボタニカルアート・植物細密画展です。

 

 

 

 

50 台のデジカメによる

  100 枚 ! の昆虫写真展

長池公園自然館 2018/6/30~2018/8/2

昆虫研究家・イラストレーターの吉谷昭憲さんの展示会です。

講演会もあるようです。

https://docs.wixstatic.com/ugd/2746f1_32ab224bd4cc4306a0cd14d524eec80b.pdf

 

 

 

 

オオアヤシャクの幼虫

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昨日、夕暮れが迫る頃、森のはずれの大きなホウノキのそばを通りかかった。

枝が一本だけ手が届くところにあるので、もしかしたらカミキリがいるかとジロジロと見ていると、それとは違ったが見たかった大きな幼虫がいた。

大きなホウノキの葉をムシャムシャと食べている。

 

 

5年前に小野路でこの幼虫のことを教えてもらい、南大沢季節便りに載せた

それ以来、南大沢で探したいと思っていたがなぜか見つからなかった。

 

この幼虫、やがて腹いっぱいになったのか移動を始めた。

 

 

そして次の瞬間、あのポーズになって休憩。

 

 

とても幼虫とは思えないとんがり帽子。

ホウノキの一部となっている。

 

よく見ると、見事に頭と脚を収納してしまっている。

 

 

いつ見ても見事である。

 

 

桐とクロタマゾウムシ

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今日は本当にさわやかな気候で、まるで初夏のようだった。

先日、大きな桐の木に薄紫の花がたくさん咲いているのを遠くで見て下まで行ってみた。

ここの桐は本当に大きい木なので、手の届くところに枝もなく近くで花や葉を見ることはできない。

 

 

桐にいるクロタマゾウムシを初めて見たのは奥多摩だった。

地元で見つけたいのだが、なかなか見られない。

それではと、昨年幼虫がいるのを教えてもらったところへ、今なら成虫だろうと行ってみた。

 

 

ここは住宅地のすぐ隣にある大きな桐の木だが、道路からは一部の枝は見下ろすことができる。

近づくとすぐに目の高さの葉に黒い点が見えた。

 

 

一匹だけだが見られるところにいてくれた。

 

 

黒くて丸くて、5mmくらいあるので比較的大きく、ちょっとしゃれた色合いと形。

なんとなく愛嬌があり、気に入っているゾウムシ。

さらに近づいてみる。

 

 

桐の葉は手触りが柔らかいが、なんだか先端の丸い突起が沢山あるからみたいだ。

この葉の上で相手を見つけて産卵して、あのゼリーみたいな幼虫が7月頃に見られるのだろう。

はずれも多いが、今日は読みが当たって良かった。

 

 

ホオズキカメムシ

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昨日の午後はクロタマゾウムシを探しに行ったのですが、午前中は長池公園にいてのんびりしていた。

長池の前の広場にいると、何か赤い虫がぐるっと半周して地面にとまったのが見えた。

近づいてみると、地面に地味なカメムシがいた。

 

 

ホオズキカメムシだった。

こんな表も裏も地味な虫ではなかったはず、もっと赤い虫だったのだがと周囲を探すが他に虫は見つからない。

もしかしたら羽を広げると胴体は赤いのではと、飛ばして確かめるべく落ちていた茎にとまらせてみた。

 

 

おとなしくしている。

これならプロキャプチャで撮影できそうだと、カメラの設定を変えようといじっていると、なんとなく目の端を動いたものがある。

スキを突かれて飛び去って跡形もない。

まあ、よくあることです。

 

帰宅して、ネットで「ホオズキカメムシ 飛翔」で画像検索するとびっくり。

思っていた通りであった。

しかし、ホオズキカメムシの胴体(腹部背面)があんなに赤いとは驚いた。

ホオズキにつく害虫なのでホオズキカメムシかと思っていたが、ホオズキの実の真っ赤からきているのかなあ?????

それは冗談だが、ウィキペディアでは「ホウがカメムシを意味する古い呼称であり、それが付くのがホオズキだ。」とある。

その他産卵習性などこの虫は地味な姿からは想像できない面白さを持っているようだ。

 

こちらに素晴らしい写真がありました。→クリック

 

この次はうまく撮影してみよう。

 


ヒゲナガオトシブミ

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今日は早くも5月に入り、気温がぐんぐん上がったが、日陰では気持ちの良いさわやかな日だった。

多摩西部にMさんと出かけた。

久しぶりに、アブラチャンにいるヒゲナガオトシブミをたくさん見ることができた。

揺籃を作ろうとしているメスの周りに、オスが3頭いて争っているところがあった。

 

 

下の2頭は向かい合って背伸びをして高さを競っているところ。

どちらが勝ったか正面から撮ってみる。

 

 

勝負は微妙で、さあこの勝敗はどうなったのでしょうか?

暫くすると別れて行ったのだが、自分たちで勝ち負けがわかるのかなあ?と心配になった。

 

ちなみにメスは首が短い。

 

 

オスの競い合いは何年か前に撮影したなあと思って調べると、7年前の南大沢季節便りに載せていた。

 

今日は、数組の昆虫観察撮影隊に出会い、半分近くが知り合いだったのには驚いたが、やはり昆虫観察最適地である。

 

コチャバネセセリ

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この時期、多く見られる蝶にコチャバネセセリがいる。

 

 

飛ぶのは素早いが、花を訪れると割合じっとしているので撮影しやすい。

 

 

他の昆虫がいても平気なので、いろいろなツーショットが撮れる。

コチャバネセセリのツーショット特集ができそうである。

 

 

セセリチョウの仲間は、なかなか面白いので好きだなあ。

 

ホソフタホシヒメゾウムシ

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今年になって、今迄に撮影したことがないゾウムシを4種見ることができた。

そのうちの一つがこれです。

 

数日前に、たしかマユミだったと思うが、細い枝に小さな黒い虫がいた。

 

 

どうも、ヒメゾウムシのようだ。

困った。

ヒメゾウムシは似た様なのが多く、これまた識別に悩ませられる仲間だから!!!

上の方で撮りにくく、かじりついて動かないので、葉に乗せて横から上から撮ってみた。

 

 

 

真っ黒だけでなく、白い点が二つある。

真っ黒だと形、大きさ、口吻の長さ、曲がり具合などで、これかあれかと悩まなければならないが、少しわかりやすいかもしれないとホッとする。

ところが、いろいろと調べてみてもなかなか出てこない。

最後に日本産ゾウムシデータベースでヒメゾウムシで検索して順に見ていったら、ホソフタホシヒメゾウムシが似ている。

 

他に似ているのはないのだが、もし違っていたらご指摘願います。

 

 

 

カミヤコバンゾウムシ

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今日は、曇りで寒いくらいの天候だ。

数日前の晴れた日に、Tさんからハルジオンにカミヤコバンゾウムシがいたと教えてもらった。

これも、見たことのないゾウムシだ。

花と比べてもこんなに小さく3mmくらいだろうか。

 

 

拡大してみると花粉まみれであった。

 

 

小判型をしているゾウムシということらしいが、コバンゾウムシというのが何種もいるのに、見たことがなかった。

横から見るとこんな形。

 

 

ホタルブクロが食草のようだ。

ゾウムシは、この地域でもまだまだ未撮影種がいるようなので楽しみだ。

 

 

何、これ?

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先月のことである。

4月20日は素晴らしい天気で、近所の公園を回ってみた。

そろそろ帰ろうかという時に4cmくらいの大きな幼虫を見つけが、「何、これ?」が第一声。

 

 

ゴマダラチョウの幼虫のようだが、いやに黄緑色だし、のっぺりしている。

背中の突起は色がないし小さいが三つあるようだが。

それに尻の先端はしっかり開いているので、アカボシゴマダラではないようだし???

顔はこんな感じです。

 

 

そういえばゴマダラチョウの幼虫は、越冬時の茶色いのしか見たことがないなあ。

さなぎになるところを探して歩いているみたいだが。

はっきりさせるために、飼育して確かめることにした。

次の日には前蛹になりやがてサナギになった。

 

 

それから10日くらいたってそろそろ羽化するかと毎朝のぞいていたが、いつまでたってもそのまま。

16日目の5月8日朝になっても変化なし。

もしかしたら、寄生されているのかと思い始めた。

でも色に変化はなく、黒くなったりもしていない。

 

ところが、8日の夕方、飼育容器でぱちぱちと音がしているのでのぞいてみると、また「何、これ?」と言ってしまった。

2cm位のハチが飛んでいた。

やっぱり!!! である。

 

 

 

ゴマダラチョウの寄生蜂で調べてみると、シロコブアゲハヒメバチだろうか。

サナギの殻を見ると大きく穴が開いていて、全く殻だけになっていた。

 

 

ゴマダラチョウの寄生される率は非常に高いようである。

せっかく手乗りゴマダラチョウが撮影できるかと思っていたのだが・・・・ 残念。

 

 

 

このカミキリは?

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今日は暖かくなるとの事だったが、風が強くそれほど体感は暖かくはなかった。

風の弱い谷間の伐採木にきれいなカミキリがいた。

 

 

 

さてこれは何だろう。

帰宅後調べてみるがなかなか同じような色具合のカミキリが出てこない。

眼だけ黒く、上翅は少し黒味はあるが、あとは明るい茶色である。

カミキリに詳しいMさんにメールで送って聞くと、「チャイロホソヒラタカミキリの茶色タイプではないか?」とのこと。

なるほど、そう言われれば、形はそっくりであるし、先日チャイロホソヒラタカミキリを撮影した場所である。

先日の写真はこれらで、色の違いはいろいろある様だ。

 

 

 

これが同じだとは思えなかったが、まだまだ見る目が足りない。

ところがネットで調べると、私のある知り合いも同じように悩んだようで一昨年のブログにこう書いてあった。

「首赤、翅瑠璃のタイプもいて、そちらとの出会いが先だったので、なかなか行きつけなかった。。。」

やはりこの同定には苦しんだようだ。

 

 

キイロトラカミキリ

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昨日は寒い雨だったが、一昨日の土曜日は好天の観察会で、見つける目も多くたくさんの昆虫に出会えた。

そして今日はまた清々しい天候となり、出会いも多かった。

キミノガマズミの花では、コガネムシやカミキリムシの仲間が多く、キイロトラカミキリがたくさん見られた。

 

 

20mmほどの比較的大きなカミキリで、盛んに飛び回り、木のてっぺんの方にまでいた。

 

 

花粉まみれのもいた。

 

 

そして次に行った公園の材木置き場では、これまたたくさんいたが、ここでは最大速度で走り回っていた。

カミキリで一番走るのが早いのではと思うくらいの速度。

メスを見つけているのやら、ペアになっているのやら、何十匹が走り回っている。

休憩中のを撮影した。

 

 

ここには、キイロトラカミキリのほかに、キンケトラカミキリ、エグリトラカミキリ、アトジロサビカミキリなどがいた。

 

 


モモチョッキリ

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今日も夏のような暑さだったが、午前中だけMさんと谷戸へ出かけた。

カミキリは思ったように出なかったが、キスジトラカミキリやミドリカミキリが現れた。

モモチョッキリがいるかと探したが見つからず、帰り道で再度探してMさんが見つけてくれた。

しかし、2m以上離れた枝で足元は斜面で近づけない。

150mmレンズに1.4倍のテレコンつけて210mmにして、フォーサーズなので420mm相当の望遠でやっとこのくらい。

 

 

このまだ未熟な実に産卵しようとしているようだ。

ぐるぐると歩き回り反対側に移動したので、逆光になるがこちらも回り込んで撮影すると、なかなかきれいな色に撮れた。

 

 

チョッキリの仲間にしては大きく10mmくらいある。

ちょっとトリミングしてみるとこんな感じ。

 

 

やがてまた反対側に回り込み、ここと決めたところに口吻で穴をあけ始めた。

そこにどこからかオスが近づいてきたが、メスは産卵行動を継続。

 

 

時間が来てしまい、撮影はここまで。

 

しかし、モモチョッキリで検索すると出て来るのは駆除の仕方ばかりで、他のゾウムシやチョッキリでもこれほど駆除記事は出てこないのだが。

よっぽど果樹栽培者には目の敵なのだろう。

それはそうだ、これでは売り物にならなくなってしまう。

しかしここは果樹園というものではなく毎年現れるので、薬剤散布もしていないのだろう。

 

ヒゲブトハナムグリ

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今月の初め、自宅近くで地面近くを飛び回る虫を見つけた。

ヒゲブトハナムグリみたいだが、いつまでも飛び回っていてとまらない。

見失わないように追っていくと地面の止まった。

 

 

触角がトナカイの角のようなヒゲブトハナムグリのオス。

この時期に現れて、メスを探すためぶんぶんと飛び回る。

 

 

近寄って撮るとすごく毛深い。

先日の多摩西部の道端観察会でも花に来ているのを見かけた。

 

 

こんな格好をしていると、後ろの脚が凄く長いのがわかる。

出てきたばかりなのか、オデコに何かつけている。

そのうちメスを探しに飛んでいくのだろう。

 

 

 

シロヒゲナガゾウムシ

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長池公園生き物図鑑のメンバーとして10年以上活動しているが、今年は伐採木を何カ所かに積んで、そこに来る甲虫を調べようと甲虫プロジェクト活動をしている。

5月ともなると、そこにカミキリやゾウムシやその他いろいろな虫が集まり始めた。

先日は、シロヒゲナガゾウムシのメスがいた。

昨年はオスをブログに載せたが、今回はヒゲのやや短いメスだった。

 

カオジロヒゲナガゾウムシやシリジロヒゲナガゾウムシというのもいるが、顔も尻も胴体の一部も白いのがこのシロヒゲナガゾウムシ。

ちなみに尻は、白い部分がハート型に見える。

 

 

そして顔も白いが、迫力がある顔である。

 

 

まだまだこの伐採木にはこれからもいろいろと集まってくるといいのだが。

 

 

 

キアシドクガ

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今年は少ないなあと思っていたら、今日尾根緑道に行くと沢山のキアシドクガが林縁を乱舞していた。

通りかかる家族連れなどが、「白い蝶がたくさん飛んでいる」と話しながら通り過ぎて行く。

そう、飛んでいる様はどう見てもチョウみたい。

ところがこれを撮影すると木々の中に埋もれてしまうので、空抜けで撮影してみた。

 

100以上が一斉に飛んでいたのだが、動画でないとうまく表せない。

キアシドクガは漢字では黄脚毒蛾ですが、名前で損しているようだ。

あのチョウは何と聞かれて、キアシドクガというとびっくりするが、「黄色い足の毒蛾の仲間ですが、毒はありません。」と話すのだが・・・

なかなか止まらないが、葉裏に止まっていたのを撮るとやはり蛾の止まり方。

 

黄色い足がのぞいている。

 

別のだが、正面から見るとこんな感じ。

 

どうも、ここ数日で一斉に出てきたみたいで、サナギの殻がたくさん見つかる。

まだ、葉裏や塀や鉄柵の下などにサナギが残っているので、少し増えそうだが今がピークではないだろうか。

公園のトイレの壁にもたくさんあったが、ほとんどが空だった。

このサナギがまたユニークな色模様である。

 

こんなに目立って鳥などに狙われないのだろうか。

幼虫はミズキやエゴノキの葉を食べるようで、成虫はその木の周辺だろうか、あるところにまとまって飛び交っている。

この時期、成虫は数日飛び回るだけで、産卵が終わるとパタッといなくなってしまい、卵で越冬とのことである。

 

 

 

 

フチグロヤツボシカミキリ

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一昨年、地元で初めて見られたフチグロヤツボシカミキリだが、昨年はとうとう見ることができなかった。

ホウノキにいるのだが、どうにも高い大きな木が多くて、見上げても見にくく見つけられない。

今年も、以前いたホウノキやほかのホオノキも探すのだが、どうも見つけられない。

一昨日、以前いたホウノキで探しているとはるか遠くの葉にカミキりらしいのがいる。

40-150mmレンズに1.4x テレコンで撮ってみると、何とかヤツボシが確認できた。

 

 

しかし何としても遠すぎる。

他にももう少し近いところにいないか探しているうちに、どこかへ飛んで行ったのかいなくなってしまった。

公園を一周して、1時間ほどして戻りまた探すと今度はもう少し近くにいた。

60mmマクロレンズで撮れそうだ。

 

 

枝を手繰り寄せて、もう少し近くで撮影してみる。

 

 

食痕はあるのだが、なかなか見つけることはできなかったが、何とか今年は撮影できた。

12mmほどの小さなカミキリだが、色も模様も美しい。

これが自宅近くで撮影できるとは嬉しくなってしまう。

 

 

 

 

 

 

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