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Channel: 南大沢昆虫便り
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越冬中のゾウムシ

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ムラサキツバメの越冬成虫は、先日の寒い雨の日のあとに行ってみても、同じ状態でした。

行くたびにわずかに入れ替わって、1頭増えたり、逆に減ったりしています。

元気に飛び出すのもいるみたいですね。

 

今日は、この冬初めて、越冬ゾウムシを探してみました。

毎年、あまりいないケヤキにはいなくて、必ずいるケヤキにはやっぱりいました。

ウスキホシテントウのたくさんいるケヤキで、赤茶色のヤドリノミゾウムシと、ヒレルクチブトゾウムシが重なるように仲良く越冬していた。

 

 

 

この2種は定番だが、やはり大きなケヤキの木で、剥がれそうな樹皮がたくさんあるのがいいのかなあ。

 

昆虫の話題ではないのですが、今年は冬鳥が少ないと聞く。

確かにアオジやツグミもあまり見かけない。

長池公園ではカモが何種か見られるのが、唯一楽しめる程度です。

野鳥の写真は、「南大沢季節便り」に、少しですが載せていますので、よろしかったらご覧ください。

 


越冬中のウスキホシテントウ

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今年は暖冬で雪はないのかと思っていたのですが、昨日の南大沢はたくさん降りました。

午後晴れてきたのですが、雪かきが大変でした。

これで、冬鳥が増えてくるのでしょうか。

 

先日見たケヤキには、ウスキホシテントウもいくつか越冬していた。

 

 

こちらは、ヤドリノミゾウムシと仲良く一緒でした。両方とも4mmくらいの大きさかな。

 

 

でも、このテントウムシは、どちらも頭だけちょっと隙間に潜っているのは同じですね。

 

ウスキホシテントウという名ですが、最初のはずいぶん黄色い色ですが、次のは真っ白な星ですね。

 

越冬中のムラサキツバメ その後

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雪はまだまだ残っていて、日陰では1週間以上消えないかもしれない。

ムラサキツバメの越冬はどうしたか気になったが、昨日は行くことができなかった。

知り合いのSさんが、昨日見に行って様子をメールで教えてくれた。

それによると、葉の上にいたのは1頭で、気が付くと足元の雪の上にばらばらに何頭も落ちていたというのである。

触ってみると足を動かしているので、葉の上に戻したというのである。

 

今日行ってみると、8頭いた。

 

 

そして、隠れた下のほうの葉に1頭いた。

 

 

離れてみるとこんな感じで、中央上部に8頭、下に1頭が見られる。

 

 

上のほうは陽があたってきたので、動き出すかもしれないが、時間がなくてそこまで見ることができなかった。

また行ってみようと思う。

 

それにしても、南方系のチョウで15年くらい前から関東で見られるようになったようなので、雪には弱いのかもしれない。

それでも生息範囲を広げようとするのが本能なのだろうか。

 

写真展 ご案内

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今日は、写真展のご案内です。

12年連続で開催されている19名によるグループ展で、私は2点昆虫の写真を出展します。

自分以外のは、展示が始まらないとわからないのですが、野鳥、昆虫、植物、里山風景などがあると思います。

横浜市のJR東神奈川駅前なので、お近くの方はぜひお寄りください。

 

里山写真クラブ作品展(第12回)

場所 かなっくホール(添付地図)、ギャラリーA

期日 1月27日~2月1日 10:00~18:00(最終日は~17:00)

 

 

オトシブミの戦略と多様性

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昨日は雪の予報でしたが、前回のように大雪が積もらず良かったです。

でもまだ周りにはたくさん雪が残っていて、カチカチに凍っているので日陰は注意が必要な状態が続いています。

 

 

この寒い時期ですが、オトシブミの話題です。

昨日は、長池公園生き物図鑑の勉強会で、Kさんが資料を用意してオトシブミの話をしてくれました。

大変興味深い話もあったのでいくつか紹介します。

長池公園生き物図鑑は、誰でも長池で撮影した生き物を投稿することができますが、現在5種のオトシブミと7種のチョッキリが投稿されています。

詳細は長池公園生き物図鑑を開いて、左中段の図鑑詳細検索を開き、オトシブミ科と入れると出ます。→クリック

まだまだ未発見種がいると思います。

 

さて最初は、NHKの5分間のオトシブミの動画の紹介です。

ここで疑問が出てきました。

紹介されているヒメコブオトシブミですが、手持ちの文一総合出版のオトシブミハンドブックにはコブオトシブミとして載っている。

ネット上では、本州以西にいるヒメコブオトシブミと北海道にいるやや大きなオオコブオトシブミに分けているのが多いが、大きさ以外には違いがないと書かれているのもある。

ちなみに日本産ゾウムシデータベースでは、ヒメコブオトシブミとオオコブオトシブミに分けてある。

昆虫の種名は結構変わるので難しい。

これは、以前裏高尾で撮影したコブオトシブミ(ヒメコブオトシブミ)です。

 

 

そして、とても興味深かったのは、オトシブミが作る揺籃の多様さの研究です。

 

日本産のオトシブミは23種(コブオトシブミは2種に分けたある)で、その2/3が一化性で1/3が多化性。

植草も単食性から複数の食草(多いのは21科以上の食草)まで多様で、場所・季節で使い分けている。

また、揺籃の裁断も何種類もある。

これらは、雑誌 生物科学2012年1月号に載っていたもの。

 

確かに、オトシブミ(ナミオトシブミ)は右巻き左巻き、単裁型両裁型、それも同じ個体がいろいろと行うこともあるというのが、オトシブミハンドブックには出ていた。

 

もう一つの研究は、揺籃の多様さは寄生者の違いによるという研究があったということ。

幼虫に寄生する寄生蜂の種類が、どのような葉の加工法をとるかに影響しているというもの。

寄生者と植物の相互の進化(共進化)が生物の作り出す構造物の多様さに影響しているとの示唆があった。

あの揺籃の多彩さは、寄生蜂が影響しているとは知らなかった。

詳細は、東北大学大学院生命科学研究科のこちらのサイトをご覧ください。

 

チョッキリなどはたくさんの葉をまとめて中に産卵するのがいるが、なんであんなに大きなものを作るのだろう? 

寄生されにくいからだろうか?

ヤドカリチョッキリというのは、自分で揺籃を作らずハマキチョッキリ類の揺籃に産卵するが、ハマキチョッキリ類は容認しているらしい。

周りに産卵してもらって、寄生蜂による犠牲を軽減しているのだろうか?

 

昨日は、とても面白い話を聞かせてもらいました。

 

 

 

作品展無事終了

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前々回お知らせした、里山写真クラブ作品展(第12回)が無事終了しました。

カナックホールまでおいで頂いた方、ありがとうございました。

昨日の最終日にしか、会場にいなかったので、お会いできなかった方申し訳ありませんでした。

私の展示品は2点で以下の通りです。

 

 

ヒゲナガサシガメ 幼虫

 

これは、ツバキの葉裏で見つかる、越冬しているヒゲナガサシガメの幼虫です。

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡに、M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macro をつけて、フォーカスブラケットでピント位置を変えて40枚撮影し、PCでConbineZPをし用意して、深度合成したものです。

この幼虫は体長10mmほどで、この角度から撮ると、触角の先端にピントを合わせるとそこだけピントが合って後はぼけてしまいます。

0.5mm位づつずらして、数秒で40枚自動的に撮影しました。

それでもわずかに触角はぶれていますが、まあまあ全体にピントが合いました。

今までは、カメラのセンサーに平行になるように横から撮影していましたが、この角度でも撮れるようになりました。

 

 

ニュータウンの街路樹で(タケウチトゲアワフキ)

 

 

これは、昨年5月にブログに載せた時に撮影した写真です。

こんなツノゼミのような虫が近くの街路樹にいて、びっくりしたものです。

日本のツノゼミにはこんな立派な角はないのですが、このアワフキの角は立派です。

ちなみに、ツノゼミの角は前胸背板が発達したものですが、このタケウチトゲアワフキの角は小楯板が発達したもので、大きな違いがあります。

 

ということで、昨年初めて見た虫の中で一番インパクトがあったものと、11月にソフトのバージョンアップでミラーレスでフォーカスブラケットができるようになったので、それを使った深度合成写真の2枚を出しました。

 

作品展会場の展示資料には勘違いして、使用カメラを一枚目と同じOLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡとしてしまいましたが、間違いでOLYMPUS STYLUS TG-3 Toughです。

すみません、訂正いたします。

 

 

 

 

コゲチャホソクチゾウムシ

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今朝起きてびっくり。

車がうっすらとですが真っ白でした。

南大沢は、それにしても雪が多い。

 

昨日久しぶりにムラサキツバメの集団越冬を見に行ったら、これまたびっくりで、十数頭いたのが全く姿を消してしまっていた。

いくら探してもその近辺では見つからない。

どこかに移動したのか、何かあったのか。

その下の地面も見たが、落ちているのもいなかった。

また戻ってくることがあればいいのだが。

 

今日は、近所のケヤキの樹皮下を見たら、コゲチャホソクチゾウムシが3頭いた。

 

 

別のところにも3頭かたまっていた。

 

 

ヒレルクチブトゾウムシやウスキホシテントウは、ここでは毎年見られなくてこればかりで、場所によって例年みられるのがほぼ決まっている。

ただ、これは初めて見たが、最初なんだか肉眼ではわからなかった。

 

 

ケヤキの樹皮下で集団越冬するアリもいるようだ。

 

ヨツボシテントウ

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一昨日、いつも誘ってくれるMさんと、近所を回ってみた。

相変わらず昆虫は少ないが、時々行く公園では、カシラダカの群れがいた。

それに、きれいなジョウビタキの雄やルリビタキ、カワラヒワもいた。

昆虫は、ケヤキの樹皮下で3mmほどの小さなテントウムシを見つけた。

毛深いのでモンクチビルテントウかと思ったが、ヨツボシテントウだった。

左側のは何なのだろう。いくつも一緒にいたが?

 

 

前からも撮ってみる。

 

以前、ヨツボシテントウダマシというのを載せたが、何しろ似た名前や似た形が多いので、しばらくするともう迷ってくる。

一年前にどんな昆虫を載せたのか、gooからメールが来るが、昨年の2月10日は、これも同じくらいの大きさのムツボシテントウだった。

これらの小さなテントウムシは越冬中のほうが見かけることが多く、生態もよく分かっていないのが多いようです。

 

 


ナミガタチビタマムシかヤノナミガタチビタマムシか?

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昨日は南風で気温が急に上がったが、今日は雨も強く風も強く春の嵐である。

 

毎度ケヤキで越冬する小さな虫ばかりで恐縮ですが(冬はこれが簡単なので!!)、一昨日近所で見つけたものです。

4mmくらいの小さなタマムシで、チビタマムシの仲間ですが、うっすらと波型の模様があります。

 

 

調べてみると、ナミガタチビタマムシとヤノナミガタチビタマムシというのがいて、大変似ているということです。

今まで、この形は、みんなナミガタチビタマムシかと思っていた。

色や形で区別できるようだが、よくわからない。

ヤノナミガタチビタマムシはケヤキの害虫で、7月の早期落葉で丸坊主にすることもあるらしい。

森林総合研究所のページで、「近縁種としてナミガタチビタマムシTrachys griseofasciata E. Saundersがいるが食樹がムクノキ、エノキでケヤキで見られることもあるが、非常に希なので、ケヤキで見られるチビタマムシはヤノナミガタチビタマムシと思って大丈夫である。」というのを見つけた。

まあ、エノキも近くにあったので、越冬だけケヤキの樹皮下に来たということも考えられるが、どちらなのだろう。

もっとたくさん撮影して、形状や色を調べればわかりそうだ。

 

ところで、最初の写真は久しぶりに、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ  M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macroでフォーカスブラケット撮影したものをCombineZPで15枚深度合成してみた。

そしてトリミングしてあります。

また、めったに使用しない三脚使用で自然光です。

 

ちなみに、フォーカスブラケット撮影の最初の一枚は、眼の付近にピントを合わせたので、こんな感じです。

 

 

顔の部分だけしかピントが合っていないし、網目状のクモの巣のようなものはぼけている。

ただし、これはこれで生態写真としてはおかしくない。

標本写真のように撮ろうとしたら、全体がきちんとピントが合っていたら良いと思うが、どういう写真を撮りたいかの使い分けだろう。

いずれにしても、深度合成が簡単にできるようになったのは、写真を楽しむという意味では大変ありがたい。

 

 

ケヤキヒラタキクイムシ?

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一昨日の暑さから一変、昨日はみぞれが降って寒くなった。

 

そして、今日も相変わらずのケヤキにいた小さな昆虫です。

さらに、相変わらず種名がはっきりせず、?付きです。

小首をかしげたこの甲虫は、見たことがなかったのですが、Mさんからヒラタキクイムシではと教えてもらいました。

 

 

ヒラタキクイムシで検索すると似たようなのがいくつか出てきますが、ほとんどが害虫駆除関連のサイトです。

なかなか、大きくてはっきりとした写真と適切な記述が出てきませんが、ケヤキにいたことや、前胸背板の丸みや、上翅の会合線の黒さなどからケヤキヒラタキクイムシではと思いましたが、いかがでしょうか。

大きさは、4mm位でした。

ジンサンシバンムシ

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今日は寒い雨の日となり、残念ながら、大栗川キャンドルリバー2016は中止となってしまった。

イベントと言えば、南大沢の自然南大沢季節便りでは紹介したのですが、長池公園の自然館で、「春の長池公園写真展」を開催しています。

私は、昆虫写真は出していないのですが、春の風景を数点出しています。3月15日までなので、お近くの方は一度見ていただけたらと思います。

 

前回のケヤキヒラタキクイムシのいたケヤキに、こんな虫もいました。

 

 

3mmくらいの小さな虫です。

これも、Mさんがジンサンシバンムシではと検索して探してくれました。

やがて触角を出して動き出した。

 

 

シバンムシと言えば、以前撮影したことがあるなと調べると、タバコシバンムシが出てきました。

 

 

触角の先端3節が大きいのがジンサンシバンムシとのことです。

ジンサンとは朝鮮人参のことで、シバンムシは死番虫と書き、英名のdeath-watch beetleからきているようです。

食品、建材、書籍の害虫として嫌われているようだが、タバコシバンムシの顔はかわいいのですが。

 

 

こんな小さな虫なのに、この幼虫に寄生するシバンムシアリガタバチという寄生蜂もいるということなので驚きです。

 

ヒサゴホソカタムシ

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またまた、ケヤキの越冬昆虫です。

今回は見たことがない2.5mm位の小さな甲虫が見つかりました。

しかし何ともピントの良い写真が撮れない虫です。

 

 

 

見たことがあるような?ないような気がしていたが、最近旅姿さんのページに載っていたのを見たところでした。

コブゴミムシダマシ科、ホソカタムシ亜科、ヒサゴホソカタムシでした。

 

これでもピントはそこそこあっていると思うのですが、どうしてもピントがぼけているようになってしまいます。

ネットで検索して出てくる画像も、みんなこんな感じでした。

 

体中に小さな毛を束ねたような突起があるが、これがぼやーとしている原因なのかなあ??

それとも単純に撮影がよくないのか?

ウシカメムシ 越冬中

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近所のケヤキに越冬中のウシカメムシがいた。

ケヤキの樹皮下で、ウシカメムシを見たのは初めてだと思う。

小さなヒメコバネナガカメムシやクロハナカメムシの集団が多いこのケヤキにウシカメムシが出てくると、大きい!!と思えてしまう。

 

 

横からも撮影。

 

 

前からも撮影。

 

 

ウシカメムシは、このフォルムがいい。

つい撮影してしまう。

今は全く動かないが、もうすぐ暖かさを感じて動き出すだろう。

そっと、隙間に差し込んでおいた。

 

ブログ開始 2周年

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「南大沢昆虫便り」という、このブログを始めて2年経ちました。

おかげさまで、多くの方に見ていただき、さらにコメントをいただき、ありがとうございまいした。

ただし、この1年は前年より滞り気味でした(1年目が163件、2年目が130件の記事掲載)が、それでもいろいろと楽しみながら続けてきました。

2年間で、一番多かったカテゴリーはゾウムシで、次がチョウ、カメムシ、カミキリの順でした。

やっぱりゾウムシは面白いです。

そういえば、先日NHKの探検バクモンで「養老猛司の虫御殿」を見たが、ゾウムシ別荘の中を見られて面白かった。

再放送があるみたいですよ。  再放送予定:3月1日(火)午後4:25~4:50 

 

昨年は、入院やらで長期離脱があったので掲載は少ないのですが、それなりに収穫もあり楽しめた。

4月のフチトリヒメヒラタタマムシや、トガリバアカネトラカミキリ、5月のタケウリトゲアワフキ、そしてムラサキシジミの幼虫飼育から羽化までなどが印象に残っている。

ゾウムシも、新たに撮影できたのが一気に増えた。

さらには、入院中にもかかわらず昆虫観察ができたことですかね???

そして、フォーカスブラケットが使えるようになったのも楽しめた。

 

今年は、これからが虫の季節になりますが、眼の調子もありマイペースで続けますので、よろしくお願いいたします。

 

 

ヤナギで越冬中 イネゾウモドキの仲間

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昨日は、長年北海道に住んでいても、見たことがないような猛吹雪だったそうです。

東京でも午後にアラレが降ったところがあるようですね。

南大沢では一瞬暗くなって雨が降ってきただけでしたが。

 

先日、たまには多摩川にということでまたMさんと出かけて、ヤナギで越冬中の虫を探しました。

何種かいたのですが、やや大きめの5mmくらいですかね、イネゾウモドキの仲間が出てきました。

 

 

これがまた、種名を特定するのが難問なのです。

と、昨年の今頃も同じことを書いていましたが、進歩がないですね。

ところが、今回Mさんが良い記事を見つけて教えてくれました。

https://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kanko/146-2.pdf

 

私には、読んでもなかなかわかりにくいのですが、以下の8種が載っていました。

 Eteophilus notaroides (KÔNO) ムネピロイネゾウモドキ

 Eteophilus roelofsi (FAUST) アカイネゾウモドキ

 Eteophilus hirtipennis (BEDEL) ケナガイネゾウモドキ

 Eteophilus etorofuensis (KÓNO) エトロフイネゾウモドキ

 Eteophilus shikotanus (KÔNO) シコタンイネゾウモドキ

 Eteophilus rectinasus MORIMOTO et ENDA, sp. nov. ヤナギイネゾウモドキ

 Eteophilus urakoae MORIMOTO et ENDA, sp. nov. ポプノレスイネゾウモドキ

 Eteophilus maculipennis (ROELOFS) モンイネゾウモドキ

 

昨年もヤナギイネゾウモドキか、アカイネゾウモドキかと思っていたのですが、「ヤナギイネゾウモドキは吻が両縁平行」、「アカイネゾウモドキの吻は ♂ ♀とも基部で最も幅広く,触角付着点に向かって狭まる 」とある。

これによると、ヤナギイネゾウモドキか?

ちなみに、昨年撮影したのは吻が基部で幅広く見えるので、アカイネゾウモドキだろうか?

 

他にも識別点がいろいろ書いてあるので、これからは頭部を含めそれぞれの角度から撮影しようと思う。

今回も、アカイネゾウモドキのようなのがいたのだが、撮影がうまくできていなかった。

いずれにしろ、専門家ではないので、こんなのがいたということで種名がはっきりしないのはすべて「・・・の仲間?」で載せていこうと思います。

 

 


キアシクビボソムシ

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前回のイネゾウモドキの仲間と一緒に越冬していたのが、この左側のキアシクビボソムシ。

 

アリモドキ科で、4mmほどの大きさで、雑食性らしい。

日本に、アリモドキ科は60種くらいいるようです。

眼の大きい、首が細い、わかりやすい形である。

 

啓蟄となり、これだけ暖かくなると、そろそろ越冬も終了するのだろうか。

スズキミドリトビハムシ

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ヤナギの樹皮下で、いつも見つかるのが、このきれいな緑色のスズキミドリトビハムシ。

 

 

歩き始めたので、顔も撮らせてもらう。

 

 

トビハムシなので当然なのだが、撮影中突然姿を消してしまった。

ジャンプしたらしい。

 

昨年も同じようにスズキミドリトビハムシを撮影してアップしたが、この時はTG‐3、今回はOLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ  M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macroで撮影した。

これらは2月に撮影したものだが、そろそろ気温も上がり柳の芽も出てくるといち早く活動を始めるようだ。

ヘリグロチビコブカミキリ

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昨夜は濃霧だったが、南大沢では朝には消えてしまっていた。

霧の朝はいつもと違った風景が撮れるので、早朝起きて確認すると、霧は消えていたのでまた寝てしまった。

しかし、今日だけらしいが晴れて気温が高い一日となった。

そこで、Mさんとこれだけ気温が上がれば出てくるだろうと、冬中探していた虫を狙って長池公園に行くと、やはりいた。

手すりの上にいるのをMさんが見つけた。

3.5mmほどのヘリグロチビコブカミキリ。

 

 

 

何枚か撮ったら、一か所でぐるぐると落ち着きなく動き始め、あっという間に飛んで行った。

速くはないが、あの飛び方では、とてもカミキリムシには見えない。

飛んだところを見ていたので、ヘリグロチビコブカミキリが飛ぶとあんな飛び方なのかと分かるが、そうでなければ絶対にわからないと思う。

 

 

今日は、フラッシュを忘れてしまったので、手持ちのLEDライトをつけて撮影してみたが、絞り込めなかったからかあまり良い写真は撮れなかった。

昨年は、2月に見つけたのだが、この時のほうが写真はいいかな。

 

 

今年初めてのカミキリムシだ。

Mさん、ありがとうございました。

 

トホシテントウは幼虫で越冬

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昨日のヘリグロチビコブカミキリを撮影した後、またもやMさんが、「これは何だ」と木柵にいたトゲトゲの虫を見つけた。

これは見たことがある。トホシテントウの幼虫だ。

 

 

だが、待てよ、テントウムシの幼虫なのに越冬するのか?

調べてみると、年2化で、秋の幼虫は越冬するという記述があった。

別のサイトでは、成虫でも幼虫でも越冬するという記述もあった。

 

トホシテントウは主にカラスウリ類が食草で、ニジュウヤホシテントウのようにジャガイモ畑の害虫と嫌われてはいないようだ。

 

この幼虫はなんでこんな形をしているのだろう?

成虫のテントウムシ達は、色や模様や大きさは様々だが、形はみんなほとんど同じである。

なのに、幼虫は何でいろいろな形をしているのだろう?

 

昆虫は、やっぱり面白い。

 

ヒラタゴミムシの仲間

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先日、Mさんと新治市民の森へ行ってみようと約束したが、駐車場は平日は開いていないことに直前に気づき、急遽川崎の公園に変更した。

以前何度か行った時には、南大沢では見られない昆虫が手すりの上にたくさんいた。

ところが今回はさっぱりであった。

どうも今年は冬中少なかったようだ。

でも、ケヤキの樹皮下で越冬しているこんな甲虫がいた。

 

 

 

触角や脚が茶色くて、特徴的な形なので種名もわかると思っていたのだが、なかなか難しい。

ヒラタゴミムシの仲間のようだが、これがまたたくさんの種類がある。

 

 

ホソヒラタゴミムシ、オオアオモリヒラタゴミムシ、タンゴヒラタゴミムシなど候補に挙げたが、絞り切れない。

 

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