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Channel: 南大沢昆虫便り
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ヒゲナガゾウムシの仲間

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先週の天気の良い日、長池公園を通りかかると、なんとなく見慣れたバイクが止まっていた。

もしかするとと公園内に入っていくと、やはりいましたあの特徴ある姿で虫を探しているYZさんが。

ずいぶん久しぶりで、眼が悪くなってから観察会にも行かなくなったので、半年以上会っていないのではないかな。

早速、「手摺りの上に見たことがないヒゲナガゾウムシがいましたよ。」と教えてくれて、もしかしたらまだいるのではと連れて行ってくれた。

「いましたよ。」と指先にいたのは、これは小さい!!!!

3mm以下ではと思われる。

最近のこのブログに登場するのは10mm以上の虫で、それ以下は探せないし探そうともしていなかった。

手摺りの上ではなかなかうまく撮れないので、葉の上に移ってもらった。

 

これは、たぶん見たことがない。

 

 

横からも、斜めからも撮ってみる。

更に顔も撮ってみる。

 

 

ずいぶん特徴的な顔で目が大きい。

手摺りに戻して、さらに撮ってみたが、何とも目つきが悪い。

 

 

これだけ特徴的ならすぐに同定できるだろうと思ったが、これが出来なかった。

長池公園の虫の師匠のTさんにも聞いてみた。

「前胸背の側角が尖っているので、保育社の図鑑のPLATE48の7番から14番の仲間だと思う。」

と、教えてもらった。

模様からは、7番のキアシチビヒゲナガゾウムシが近い。

 

さらに、小さな虫に詳しいYTさんから「キアシチビヒゲナガゾウムシではないか」 とメールをもらい、参考になるのが、こちらと教えてもらいました。→クリック

 

脚が黄色には見えないのが気にはなるがかなり近い。

ただ、検索しても、あまりに写真が出てこないので断定できない。

おわかりの方いらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

長池公園生き物図鑑でも問い合わせしております。→クリック

 

近い種名がわかった時に調べてみたい、日本産ゾウムシデータベースの個別ページがエラーになって開けない状態が続いているのがとても残念です。

 

 

しかし、バイクを見かけて公園に入っていってYZさんに会い、初見のゾウムシを教えてもらい本当に良かった。

それに、葉や枝にいるのは無理でも、手摺りの上なら3mm位の虫でも見つけられるとわかった。

YZさんに、大感謝です。

 

 

 

 


オジロアシナガゾウムシ

アオモンツノカメムシ

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先日外出から戻って直後、自室にいるとキッチンから、「ムシ~、虫がいる。」と大きな声。

行ってみると、小さな小さなカメムシ。

でも、見たことがない。

早速、ケースに入れてルーペで見ると、8mm程の初めて出会うアオモンツノカメムシのようだ。

枯葉に乗せて撮影してみる。

 

 

 

顔も撮る。

 

 

つやのあるカメムシで一部が光っているので、フラッシュなしでも撮ってみる。

 

 

フラッシュを使えば絞れるので、やはり眼にも背にもピントが合うが、この光はやはり不自然だ。

フラッシュなしで手持ち撮影ではどうしても絞りが開放に近くなるので、ピントが一部しか合わない。

今月中に、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡのファームウェアのバージョンアップがあって、フォーカスブラケットが使えるようになるので、PC上で深度合成が出来ることになる。

これは楽しみだ。

 

 

ところで、我が家のキッチンは、見たことがない虫をいろいろと妻が見つけてくれる不思議な場所である。

一番の大物は、2年ほど前のコカブトムシ。→クリック

そのほかにもいろいろ出てきたので、これからも楽しみだ。

 

 

クロコノマチョウ

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昨日は晴れて暑いくらいになった。

Mさんと長池公園を歩くと、里山クラブの畑のそばでひらひらと飛ぶ大型のチョウがいた。

「クロコノマチョウだ。」と目で追いかけると、地面にとまった。

これが翅を閉じてとまると本当に見つけにくい。

 

 

もう少し近づいて撮影。

 

 

滅多に羽根を開かないのだが、きれいに開いているところを撮影した人もいるので期待したが、飛び去ったらはるかかなたに行ってしまった。

このまま成虫越冬するので、春にまた会えるかな。

ウラギンシジミ

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前回のクロコノマチョウを見た後、交通量の多い尾根幹線沿いに歩道を歩いた。

多摩丘陵の山があったところに通した道路なので、谷のところは橋の様になっており、樹木の高い位置が手にとるように見える。

何気なく枝を持ち上げると越冬体制の大きなウラギンシジミがいた。

 

 

 

大きな白い色にもかかわらず、目立ちにくい。

ウラギンシジミと言うと、わたしの研究シリーズの「葉の裏で冬を生きぬくチョウ―ウラギンシジミ10年の観察」と言う児童向けの本を思い出す。

10年に渡り、何百匹と言うウラギンシジミを観察して、どういうところで越冬するのかを詳細に記録しているにビックリした。

それも、普通の主婦で、娘さんと観察を始めたのだと思う。

同じ著者で、「どんぐりの穴のひみつ」と言うのもすごく感動した。

なんでドングリに小さな穴があいているのかという疑問から、ハイイロチョッキリなどの昆虫の観察を徹底的にするというもの。

昆虫好きには、この2冊はお勧めです。

どこの図書館にも、たいてい置いてあると思います。

 

あとで、以前知り合いだった方の奥様だったと言う事をたまたま知って、またビックリした。

 

ニホントビナナフシ

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この時期になると、長池公園の手すりでニホントビナナフシを見かけることが多くなる。

先日も手すりの上に斜めにはりついていたので、もう少しいい位置に来てよと手で押すと、落下して逃げた。

これが、草の中に入ると見つけにくい。ここに落ちたとわかるので探せるのだが。

マクロレンズから、ワイドレンズに変えて撮影してみた。

 

 

 

昨年も同じような時期に撮影して載せていた。→クリック

 

トビナナフシは何種かいるようで、普通トビナナフシというとこのニホントビナナフシで、ヤスマストビナナフシやシラキトビナナフシもいるようだ。

トビナナフシのわかりやすい説明のブログを見つけた。→クリック

ほかの2種も見つけてみたい。

 

ヒゲナガサシガメ 幼虫

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ヒゲナガサシガメの幼虫が、長池公園の手すりにいた。

 

 

なんだか昨年初めて見たのと模様が違うような気がする。

横からも撮ってみる。

 

 

 

なるほど、ヒゲが長い。たいちょうは10mm以下だったろうか。

 

昨年、ツバキの葉裏で越冬していたのは終齢幼虫で、これは若齢幼虫で模様が違うようだ。

これもネットでは、明確な幼虫の写真が見つからず、何齢幼虫なのかわからなかった。

 

キボシカミキリ

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先週、長池公園でキボシカミキリを2か所で見かけた。

 

 

以前、イチジクの木があったときは簡単に見られたのだが、今は「あれこんなところに」という場所で見られる。

でも12月になっても、キボシカミキリを見ることもあるし、今週は交尾をしている写真を撮られた方もいる。

いつまで見られるか、気にしている方もおられたが、まだまだ頑張るのがいそうだ。

 

 


クロオビカサハラハムシ

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クロオビカサハラハムシが先週手すりの上にいた。

以前、ヒノキの樹皮下で越冬しているのを見たことがある。

 

 

これからどこで越冬しようかと捜し歩いているのだろうか。

 

 

早く、手すりから降りたほうがよさそうなものだが、「自分でちゃんと一番気に入ったところを探すので大きなお世話だ」と言われてしまった。

 

ところで、調べるとカサハラハムシとアラゲサルハムシの仲間はいろいろいて似ているし、名前も入り乱れているようで、果たしてこれはクロオビカサハラハムシだろうか?

以下のところに2回にわたって詳細が載っていましたが、写真を撮っただけでは何とも難しい。

腿節のトゲ状突起や鱗毛もわかるように撮影したほうがいいようだ。

 

http://www.coleoptera.jp/modules/xhnewbb/viewtopic.php?topic_id=105&viewmode=flat&order=ASC

 

http://www.coleoptera.jp/modules/xhnewbb/viewtopic.php?topic_id=106&viewmode=flat&order=ASC

 

違っていたら、ご指摘願います。

 

 

オオヤマトンボ 羽化殻

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なんで今頃オオヤマトンボの羽化なのか?と思われるかもしれないのですが、やむを得ずです。

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark2のファームウェアがバージョンアップされて、フォーカスブラケットが使えるようになった。

これで、深度合成ができるので、良い被写体はないか昨日探したのだが、なんとも虫の少ない季節で適切なのがいなかった。

仕方なく、自宅にあったオオヤマトンボの羽化殻を、フォーカスブラケットで白バック撮影してみたものです。

設定方法がつかめず、いくつか撮った中で、20枚をパソコン上でCombineZPを使って深度合成したものです。

 

 

フォーカスステップは1 から10、撮影枚数は何と999 枚まで設定できるので、どう使うかがまだつかみきれていない。

これは、たぶんステップ2での撮影だったと思う。

一部ピントが合ってなかったり、ぼけているのもあるが設定が悪かったので、慣れればもっと良くなると思う。

ちなみに、20枚の中から頭にピントが合った1枚はこんな感じで前後がぼけてしまう。

 

 

 

深度合成は、今まではOLYMPUS STYLUS TG-3 Toughで行っていたが、これは顕微鏡モードしか対応していなかった。

今度は、ワイドレンズでも、望遠レンズでも使えるので、風景でも利用できる。

いろいろと試そうと思っている。

 

 

ところで、このオオヤマトンボの羽化殻は何年も前に、なんとも不思議な形なので持ち帰って、ケースに入れておいたもの。

改めてみると確かにすごい形で、背中は恐竜のようだし、この頭はどうなっているのか?

先ほどの、深度合成したものをトリミングしてみた。

 

 

頭に棘がある。

普通のマクロ撮影で、真上から撮ってみた。

 

 

なんだこれは。

調べてみると、これは下あごの鋭い長い歯で、頭全体がそっくり返っているのだ。

ヤゴにしても普通の形だし、トンボも普通の頭だし、羽化殻だけがこんな頭になっているらしい。

これは知らなかった。

フォーカスブラケットの為にたまたま撮影しただけなのに、一つ今まで知らなかったことを知ることができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

コミミズク幼虫

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寒くなって、手すり観察をするとコミミズク幼虫が増えてきた。

昨年もコミミズク幼虫を載せたが、撮影してみると小さいながら甲殻類のような姿だ。→クリック

ところが先日知り合いのブログに、このコミミズク幼虫をひっくり返して撮影してのが載っていた。

今まで裏側を撮影したことがなかったので、それを見てびっくり。

早速自分も撮影しようと試みたのだが、結構大変だった。

一度は、手すりから落ち葉に載せようとしたら、一瞬にして飛んだ。

幼虫で翅もないのに飛んでびっくりだが、どうもジャンプしたらしい。

いつもの歩き回る姿からは想像できなかった。

昨日はMさんが帽子の中に入れて逆さにしてくれたが、あっという間に表向きになってしまう。

何度も挑戦して、やっととれたのがこの写真。

 

 

本当に薄っぺらで、さらに甲殻類のように見えた。

脚も、外に出る部分だけ模様がついていた。

 

暖かかったせいなのか個体差なのか、とても元気がよかったが、次は寒い日に再挑戦してみよう。

シギゾウムシの仲間

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1週間前の12月5日、長池公園の手すりにシギゾウムシがいるのをMさんが見つけた。

最近こればっかりで、小さな虫はMさんに見つけてもらっているのが多い!!

12月なのにまだいたのだ。それも、たぶん見たことがないシギゾウムシである。

 

 

 

手すりに絡まった葉の上だが、やや白っぽくなってしまい実際はもう少し茶系だった。

大きさは7mmくらい。

枝に乗せて撮影した正面はこんな顔である。

 

 

 

この色のほうが近いかなと思う。

 

 

さて、これを1週間、あれかこれかと検索したり、保育社の甲虫図鑑を見たりしたが、例によって種名判別できずであった。

大きさ、触角の位置、長さなどから、シイシギゾウムシではないかと思うのだがいかがでしょうか。

クリシギゾウムシ、コナラシギゾウムシ、ニセコナラシギゾウムシ、クヌギシギゾウムシなど、類似種がいるがこの写真からお分かりの方ご教授願います。

ハネカクシ

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ハネカクシという昆虫は知っていたが、あまり興味を持っていなかった。 

これは11月に長池の手すりで撮ったハネカクシの仲間。

色や形から種名がわかるかと思ったが、例によってこれも調べても判明しなかった。

 

 

 

5月に小山内裏公園の森の中にいたものだが、これもわからない。

 

 

ハネカクシというと、アオバアリガタハナカクシしか名前を知らなかった。

強烈な毒をもっていて、大発生して人が被害にあって新聞に載ったこともある。

それ以外は知らなかったが、この甲虫目、ハネカクシ科は、ゾウムシと同じくらい種類が多いのだが、研究者が少ないので未発見種も大変多いとか。

ハネカクシは、「昆虫はすごい」の著者丸山宗利さんが専門家で、先日紹介した情熱大陸では、東南アジアにアリの巣の中にいるハネカクシを採集に行っていた。

改めて録画したのを見たが、ゾウのいるジャングルの中で、真夜中にサスライアリの引っ越しの時だけ出てくるハネカクシを採集するのはやっぱりすごい。

 

もう一つハネカクシで驚いたのは、カメムシでいうと幼虫のような形で翅があるように見えないが、小さな上翅に後翅を小さくたたんで入れていて、飛翔もできる。

ところがテントウムシやカメムシなどの甲虫は後翅をしまうのにモタモタとゆっくりだが、ハネカクシはさっと畳んでしまうそうだ。

それも、左右の後翅を重ねて畳んでお尻で短時間に押し込んでしまうみたいだ。

ということも、最近になってわかったことだとか。

いろいろと面白いので、俄然興味が出てきたのだが、なんとも小さいのが困る。

小さいのが見にくくなってきたこの時に興味が出てきてもねえ。

もっぱら、パソコンで検索して動画を見たりしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウシカメムシ

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寒くなると見かける機会が多くなるウシカメムシ。

今年も、そんな時期となりました。

昨日の長池公園の手すりにいたのはこちら。

 

 

正面からも撮影。

 

 

12月12日に見かけたのはこちらです。

 

 

同じように正面。

 

 

昨日のと同じような位置にいたので同じ個体だろうか?

そこで模様を比べてみると、黒点の位置が微妙に違うので別の個体のようです。

 

過去に撮影したものもチェックしてみると、指紋のようにみんな違うので識別できる。

額の部分というか、前胸背板の前部の白地に黒点を見るとわかりやすいようだ。

落ち葉をめくる季節

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樹の根元に座り込んで、黙々と落ち葉をいじっている姿は、知らない人から見たら、異様に見えるでしょうね!!!

寒くなり、エノキの根元の落ち葉に幼虫が潜り込んでいる季節になった。

ゴマダラチョウが飛んでいるのをめったに見なくなってしまったのだが、幼虫がいた。

 

 

大きさがずいぶん違うが、これはどうしたことなのだろう。

中央下の一番小さなのは、背中の突起もよく見えないくらいだ。

そのうちに、右下の幼虫が歩き始めてしまった。(Olympus TG-3)

 

 

 

やっぱり顔はかわいい。

 

別のところでは、ゴマダラチョウとアカボシゴマダラの幼虫が並んでいた。(Olympus TG-3)

 

 

大きくて背中の突起が3列で尻の先が開いているのがゴマダラチョウ。

不揃いの突起が4列あって尻の先が閉じているのがアカボシゴマダラ。

 

オオムラサキも成虫はなかなか見られないが、幼虫はいた。

 

 

突起は4列で尻の先は開いている。

湿ったところが好きで、落ち葉の下のほうのじめじめしたところにいた。

上の写真を拡大してみるとまるで水の中か水際にいる水棲生物のように見えた。

 

 

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII と、レンズは60mmマクロで、フォーカスブラケットで30枚撮影し、PC上での深度合成をしてみた。

前から撮ったのだが、何とか全体にピントが合っている。

三脚を使用して、葉を手で押さえたのだが、シャッタースピードが1/8秒だったので、ちょっと苦しい。

 

 

今年もゴマダラ、オオムラサキの幼虫を確認することはできた。

 

 


ヨツボシテントウダマシ

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11月に、キッチンに初めて見るカメムシがいて、このブログに載せた。

それはアオモンツノカメムシだったが、その時に「我が家のキッチンにはいろいろと虫が出現するので、これからも楽しみだ。」と書いた。

先日また現れた。

 

夕飯を食べようとしたら、何かいると妻が言うのである。

テーブルの下の床に小さな虫がいた。

5mmくらいなのでよくわからない。

とりあえず確保しておいて、その後、容器に入れて撮影した。

 

 

何しろ歩き回るのでうまく撮影できない。

初めて見る虫のようだ。

最初、ハムシかと思って検索したが見つからなくて、さらにいろいろ調べて、どうやらヨツボシテントウダマシらしいとたどりついた。

テントウダマシ科で、ハムシやテントウムシとは全く違う種類で、菌類を食べるようだ。

 

後日、公園の木製のベンチに載せて撮影したのがこれで、きれいな色をしている。

 

 

これから、どこか越冬場所を探すのだろう。

 

我が家は、結構樹木の茂った森が近くにあるとはいえ、次々と向こうから虫が入ってきてくれるのはありがたい。

踏みつける前に見つけてくれる人がいるのもありがたい。

 

 

★ 「南大沢季節便り」は、更新が滞りがちですが、久しぶりに冬至のアナレンマの記事を書いたので、興味ある方はご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

アカボシゴマダラ 卵 その後

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年内に載せようと思いながら、大みそかになってしまった記事です。

9月、窓の下のツツジの植え込みから出ている小さなエノキに、アカボシゴマダラの卵を見つけ、ブログアップしたのですが、その後の観察結果を書こうと思いながら、今日に至ってしまいました。

 

産み付けられた直後と思われる卵を9月22日に見つけた。

 

それが、5日後の27日には、こんな色になった。

 

 

この日、もう一つ卵を見つけた。

 

 

 

この色は、孵化が近いみたいだ。

こちらは、持ち帰り室内で観察することにした。

 

そして、10月1日に小さな幼虫がいるのを見つけた。(OLYMPUS TG-3で撮影)

 

 

もともと卵のあった位置には、殻が半分食べられておいてあった。(OLYMPUS TG-3で撮影)

 

 

自宅の卵はもうすぐだと思うのだが、孵化せずにまだ卵のままだ。

 

 

次の日10月2日、TG-3ではなくて、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII で、幼虫の撮影をした。

 

 

一人前にしっかりと糸で自分の居場所を作っている。

アカボシゴマダラの幼虫は尻の先を閉じていると聞いていたが、いろいろ調べると3齢くらいまでは少し開き気味で、さらに大きくなるとしっかりと閉じているようだ。

自宅の卵はまだ孵化しないが、どうしたのだろう。

そして翌日10月3日は、用事で外出して観察しなかった。

次の日の午後、見に行くと、なんとエノキがなくなっていた。

午前中都合で出られなかったのだが、団地のクリーンデーで草取りがあった。

前日、草取りなのでエノキは大丈夫だよなと一瞬思ったのだが・・・・

 

ツツジの中からじゃまな木が出てきたので、上だけチョキンと切った感じである。

まあ、クリーンデーに出ていなかったので、なんとも言えないが・・・

 

そして、自宅に持ち帰った1個の卵は、どうしたわけか、いつになっても幼虫は出てこなかった。

残念ながら、卵からの観察は、ここで終了してしまった。

最後はもう少しましな記事を載せようと思いましたが、なんとなく書き残したような気がしていたので以上載せました。

 

 

今年も、たくさんの方にこのブログを見ていただきありがとうございました。

いろいろなことがあり、行動が制限されてしまったのですが、来年もゆっくりとですが、ブログ更新していきますのでよろしくお願いいたします。

皆さんも、素晴らしい年としてくださいね。

タマバチ

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昨日、今年初めての昆虫観察で、長池公園に越年カミキリがいるか見に行ったが見つけられなかった。

まあ、年末までいたキボシカミキリのことで、越年カミキリなどという言葉はないが、もしかしたら年越しをしたかと思ったのだが?

たまたまどこかに隠れていたのか、永遠にいなくなってしまったのかは定かではない。

 

手すりには、クヌギカメムシの仲間が歩いていた。

 

 

ヘラクヌギカメムシとの区別が難しい。

横からも撮ろうと思っていたら、カメムシは逃げ出して、ファインダー内に突然入ってきた虫がいた。

 

 

これは、年末にも撮影したタマバチの仲間だ。(下は12月24日撮影)

 

 

ナラメリンゴタマバチだろうか。

これは、コナラなどの芽に産卵してリンゴのような虫こぶを作るという。

今度はそのナラメリンゴフシを撮影しようと思う。

 

 

今日は、暖かい穏やかな日でした。

今年も、のんびりと更新していきますが、よろしくお願いいたします。

 

 

年越ししたキボシカミキリ

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1月2日にはいなかったキボシカミキリを、再度見に行ったら昨日は元気に歩き回っていた。

ついに年越しを確認した。

もう無理かなと思っていたのだが、Yさんがちょっと離れた場所で見たということだったので、いつもの場所に行くと根元にいた。

歩き回って切られたクワの木の天辺まで行ってUターンしている。

 

 

暖かな日だったせいか、まあ元気だ。

 

 

たぶん別の場所でも見られているので、複数元気でいるようなので、他のも探してみよう。

ムラサキツバメの越冬

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以前から、南大沢近辺でのムラサキツバメの集団越冬を探していたのだが、どうしても見つけられなかった。

昨年、ムラサキツバメの記事をいくつか載せたが、成虫で集団越冬する。

神奈川県の公園で見て以来、南大沢でもいるはずとずっと探していた。

しかし、最近は歩きまわる回数も減ったし、上の方は見にくいので、近くにいても見つけられないのかもしれない。

そんな中、昨日Tさんからアオキの葉で見つけたと連絡をもらった。

早速、今日見に行って来た。

 

 

この背丈より少し高いアオキの中央付近にいた。

眼の高さよりも下なので撮影しやすい。

20cm位の葉の表、中央に11頭、体を傾けて重なる様にして越冬している。

 

カメラを近づけて、フラッシュ撮影しても大丈夫だった。

 

 

中央付近をトリミングして拡大してみる。

 

 

近くの葉には、2頭で越冬しているのもいた。

 

 

きっと見つけられないだけで、まだまだいると思うので、今度は自分で見つけたいと思う。

でも、Tさんに大感謝です。

 

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