前回まで3回にわたって載せたオナガバチですが、どうも気になってその後も調べたら、エゾオナガバチではないかと思えます。
長池公園自然館の図鑑を見てきたら、エゾオナガバチが似ているのだが、あめ色に黄白斑というのが、あめ色ではなくほとんど黒いので、もし違っていたらご指摘ください。
撮影したオス。

撮影したメス。

大きさや模様は似ているのだが、どうだろう。
まあ、あめ色に見えなくもないが。
エゾオナガバチは寄生蜂で、穴の中にいるキバチなどの幼虫に産卵するようです。
以前撮影したシリアゲコバチも寄生蜂ですが、材の中にいる幼虫を探して自分で穴をあけるところが違う。

これも何というかたちで産卵するのか不思議だ。この時の記事。→クリック
また、これも以前撮影したスズバチだが、自分で巣を作り狩りをしてきた幼虫を中に入れて産卵し、狩りバチと言われている。

その時の記事です。→クリック
ウィキペディアで寄生バチをみると、「寄生バチから狩りバチが進化したと考えられる。」とあった。
何とも不思議な生態だが、彼らにしてみればこれが普通で当たり前の生活なのです。
まあ、ヒトよりもずっと以前から地球にこの形でいたのでしょう。
それにしても寄生蜂は何とも種類が多い。